【大阪IR】カジノリゾート着工開始！2030年秋ごろ開業｜完成イメージも

関西大阪のカジノリゾートって、いまはどうなってるのかな？と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、大阪IRの現状や、完成イメージを紹介いたします！

• 大阪IRとは
• 大阪IRが着工を開始
• 大阪IRの開業予定はいつ？
• 大阪IRの完成イメージ
• 盛り上がってるのはカジノ業界だけ！？世間の声
• 大阪IRへの懸念点
• まとめ

大阪IRとは

大阪IRとは、大阪市内の人工島である夢洲（ゆめしま）にて、2030年秋ごろの開業が見込まれるカジノを含む統合型リゾート（IR）のことです。

世界的にも最高水準の成長型IRを創ることで、成長産業である観光分野の基幹産業化を図ることが目的です。

また、大阪・関西の持続的な経済成長の機動力として、増税をすることなく財源を確保し、観光や地域経済の振興、財政の改善へ繋げていくとしています。

大阪市が見込んでいる経済効果は以下のとおりです。

参照：大阪IRとは？｜大阪府

近畿圏だけの推計ですが、その経済波及効果は年間で約1兆1,400億円にものぼると予測されています。

最近は感染症も落ち着き、インバウンド旅行者が増えています。
また、多くの観光客が約1週間や2週間など中長期の連休を活用して来日しているため、関空⇨大阪IR⇨他の日本国内エリアへ旅行してくれれば、さらなる効果も見込めそうですね。

大阪IRが着工を開始

大阪府と市は昨年12月4日に、大阪IRへの着工を開始したと発表しました。
現在は、運営事業者側が開業予定地の液状化対策を行っています。

上記の写真は、昨年11月ごろの大阪IR建設予定地の写真です。
右横に映っている円形の建物は、25年国際博覧会（大阪・関西万博）の外周を取り囲む木造建築のようですね。

この、建設予定地と大阪万博の建設地である夢洲は、ゴミの焼却灰や土砂で造成された埋め立て地で、地盤沈下や液状化の可能性がずっと指摘されているエリアでもあります。

そのため、頑丈な液状化対策が必要なのです。
液状化対策は約255億円が必要と見込まれており、土地を所有する「市」が全額負担するとも発表されています。

大阪IRの開業予定はいつ？

大阪IRは、2030年の秋ごろに開業予定です！
2026年に地盤工事が終わる見通しで、その後は開業に向けた施設の整備が今後本格化します。

ただし、25年国際博覧会（大阪・関西万博）が2025年に控えているので、工事ができるのか？と懸念の声があるのも事実です。

そもそも、25年国際博覧会（大阪・関西万博）もさまざまな問題が浮彫になっている状況で、開催自体も危ぶまれている中、大阪IRだけを推し進めることはできるのでしょうか。

大阪IRの完成イメージ

ここでは、大阪IRの完成イメージをいくつか紹介します！

実際に完成するのが楽しみですね！

盛り上がってるのはカジノ業界だけ！？世間の声

参照：万博とIRへの関心度｜ニュースイッチ

上記は、日刊工業新聞社で実施された万博とIRへの関心度アンケートです。
万博への関心度は92％に対し、大阪IRへの関心度は59％と少な目。

もともと大多数の方は「カジノ」との関連性や興味が少ないため、万博のビッグネームに比べたら少ないのはもっともかもしれませんね。

しかし、それでも多くの方の関心を集めていることには変わりません。

大阪IRへの懸念点

参照：IRへ課題として思うこと｜ニュースイッチ

大阪IRへの懸念点は数多くあります。
こちらも、日刊工業新聞社のアンケート結果を元に、見てみましょう。

まず、最も懸念されている点は「ギャンブル依存症などカジノがもつ負の側面が懸念される」ということです。

この点は、大阪市の方でもIR法案にて法整備を進めるとしています。

参照：大阪IRとは？｜大阪府

カジノ施設への入場制限や、家族からの制限措置もあります。

また、2010年に2つのIR施設が設置された先進事例のあるシンガポールでは、国家依存症管理機構（NAMS）を設立し、ギャンブルに関する相談業務を24時間対応で実施するなどした結果、IR開業からギャンブル依存が疑われる人の数が減少しています。

参照：ギャンブル等依存症対策｜大阪府

先進事例を元に、IR整備法にてしっかりと依存症対策も行う予定です。

また、オンラインカジノでは「責任あるギャンブル」「責任あるゲーム」（Responsible Gaming（RG））のライセンス取得が必須項目です。

同じように、IR法整備で整えてもらいたいですね。

まとめ

大阪IRについて、現状や完成イメージ、世間の声を紹介しました。
開業は2030年秋を目途にしていますが、25年国際博覧会（大阪・関西万博）の開催が2025年と迫る中、果たして2030年までに完成するのでしょうか。

また、ギャンブル依存症やそのほかの経済波及効果についても疑問が残っています。
今後の動向にもぜひ注目してみましょう。